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<第109回演奏会>2006年11月30日(木)18時30分

オルガン:鈴木雅明

「ジュネーヴ詩篇歌を巡って」〜北ドイツとオランダのオルガン音楽〜

F・トゥンダー
前奏曲 ト調

A・v.・ノールト
詩篇第24篇

J・P・スウェーリンク
ファンタジア・クロマティカ
詩篇第140篇

G・ベーム
コラール「喜べ、わが魂よ」

D・ブクステフーデ
テ・デウム・ラウダームス

J・S・バッハ
オルガン小曲集より「人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」
前奏曲とフーガ ハ短調


鈴木雅明 Masaaki Suzuki(オルガン)
東京芸術大学作曲科卒業後,同大学院オルガン科,スウェーリンク音楽院(オランダ)にてチェンバロとオルガンを学ぶ.1990年にオリジナル楽器アンサンブルと合唱団<バッハ・コレギウム・ジャパン>を結成,J・S・バッハの宗教音楽を中心としたその幅広い活動は国内外の熱い支持を得ている.スウェーデンBIS社から50点を越えるCDがリリースされているが,とくに《J・S・バッハ:教会カンタータシリーズ》は,数少ない画期的な全曲録音として世界的な注目を集めている.オルガン・チェンバロ奏者としても《J・S・バッハ:オルガン名曲集》《J・S・バッハ:チェンバロ作品全曲シリーズ》など数多くの録音がある.ソロ演奏者として,またバッハ・コレギウム・ジャパンの指揮者として,日本はもとよりヨーロッパを中心とした海外での活躍には近年めざましいものがある.2003年4月にアメリカ・デヴューを果たして大好評を博し,2005年8月にはドイツのアンスバッハ,シュレスヴィヒ=ホルシュタイン両音楽祭に招かれ大成功を収めた.また,2006年5月には5カ国10公演にわたるヨーロッパ・グランド・ツアーを行い,とくにロンドンとアムステルダムにおけるデヴューは大きな話題をさらった.その清冽かつ意欲的な演奏活動は,モービル音楽賞(1999),第23回井植文化賞(同),音楽之友社賞(2000),第42回毎日芸術賞(2001),ドイツ連邦共和国功労十字小綬章(同),辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金(2003)等の受賞に見られるように賞賛を浴びている.現在,東京芸術大学教授,日本キリスト改革派東京恩寵教会オルガニスト.


鈴木雅明
写真:M.Okubo