コリン・アンドリューズ Colin Andrews
「アンドリューは雰囲気を醸し出すのに長けている」(『グラモフォン』誌)
英国,ブリストル生まれ。16 歳のときにロンドンの王立音楽院に入学。オルガンとピアノを修めたのち,ジュネーヴでL・ロッグに師事。英国に戻り,G・ウィアーのもとでも研鑽を積む。1980 年,その翌々年も,ダブリン国際オルガン・コンクールで受賞。その卓越な演奏経歴により,王立音楽院の協力会員の称号を授けられている。
ソリストとして世界中を公演しつつ,ジャネット・フィシェル夫人との共演も行っており,その演奏会場は,ロンドンの王立フェスティバル・ホール,ケンブリッジのキングス・カレッジ,モスクワ音楽院などといった著名なところが多い。近年は,ヨーロッパのみならず,アジアでも積極的に演奏している。演奏はテレビ・ラジオでも紹介され,ロシア,ポーランド,英国などで放映された。
演奏家としてのみならず,教育家としても積極的に活動しており,ブタペストのリスト音楽院,アトランタのエモリー大学などで教鞭をとってきた。また,ミシガン大学の国際オルガン・コンクール審査員,ポーランド,グダンスクでのスウェーリンク・コンクール審査員などを務めた。2000 年,イースト・カロライナ大学に客員講師として招聘され,オルガンと教会音楽を教えた。
ジャネット・フィシェル Janette Fishell
インディアナ大学,及びノースウェスタン大学にて,オルガン演奏の学位を取得。W・ジェンセン,W・リュプザム,A・ワーリングらに師事。在学中から「年間若手オルガン奏者」に選ばれ,ケンブリッジのキングス・カレッジ,ベルリン歌劇場,リスト音楽院,プラハの春フェスティバルといった数々の会場で演奏してきた。アメリカ・オルガン奏者協会(AGO)のコンクールでは数多く講師を務めている。
M・デュプレ,P・エベン,J・S・バッハのソロ演奏をおさめたCD や,夫コリン・アンドリューズとのデュエットのCDが発売されている。特にチェコの作曲家エベンのオルガン曲について,広く認知されている研究者でもある。BBC,NHK,チェコ放送などでライブ演奏を放送。2004年から2006 年まで,オルガン演奏全国若手演奏家コンクール(NYACOP)委員会議長を務めた。
イースト・カロライナ大学音楽学部教授として,オルガン演奏や教会音楽の授業を担当。教え子の中にはAGO コンクールなどでの受賞者もいる。演奏活動はアジアとヨーロッパの各地にまたがり,教育活動でもアメリカ各地を飛び回って展開している。現在,インディアナ大学教授。
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