ヴァイオリン: 矢部 達哉、ピアノ: 横山 幸雄
W・A・モーツァルト (1756-1791)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第28 番 ホ短調 KV 304
L・v・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 作品23「 熱情」
休憩
W・A・モーツァルト
ピアノソナタ 第8 番 イ短調 KV 310
L・v・ベートーヴェン
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第9 番 イ長調
作品47「 クロイツェル」
第8回室内楽演奏会のポスター(PDF)
矢部 達哉(ヴァイオリン)
洗練された美しい音色と深い音楽性によって、最も活躍しているヴァイオリニストの一人。
1968年東京生まれ。江藤俊哉氏に師事。1989年桐朋学園ディプロマコース修了後、1990年22歳の若さで東京都交響楽団(都響)のソロ・コンサートマスターに抜擢される。サイトウ・キネン・オーケストラで小澤征爾の指揮の下オペラや交響曲のコンサートマスターを務めるほか、京都アルティ弦楽四重奏団のメンバーとして定期演奏会を行っている。宮本文昭指揮オーケストラMAP’Sにもコンサートマスターとして参加。
ソリストとして、小澤征爾、若杉弘、J・フルネ、B・クレー、J・デプリースト、E・インバル、G・ベルティーニ等の著名指揮者と共演し、絶賛を博している。
1997年にはNHK 連続テレビ小説「あぐり」のヴァイオリン・ソロで大きな反響を呼ぶ。2009年、音楽の友4月号では、読者の選んだ“私の好きな国内オーケストラのコンサートマスター”で1位に選ばれた。
1995年第5回出光音楽賞、1996年度村松賞、1996年第1回ホテルオークラ音楽賞を受賞。
2004年4月より上野学園大学音楽・文化学部の教授に就任。ソニークラシカルより、これまでに5枚のCDを発売。
横山 幸雄(ピアノ)
日本を代表する若手ピアニストの一人。ショパン生誕200年のショパンイヤー(2010 年)には全国各地でショパン企画を展開し、それがショパンの作品に対する特に顕著な芸術活動と認められて、ポーランド政府より「ショパン・パスポート」を授与された。今年デビュー20周年を迎える。本年5月3日のコンサートでは、未発表曲を含めたショパンのピアノソロ全212曲を18時間かけて暗譜で演奏し、前年の自らの「ギネス世界記録(ショパンピアノソロ全166曲連続演奏)」を更新した。
1989年ブゾーニとロン=ティボー国際コンクール上位入賞。1990年パリ国立高等音楽院卒業。同年、ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少での入賞。以来、常に音楽界をリードするトップアーティストとして活躍している。その広範なレパートリーは、古典から近現代までの、独奏曲・室内楽・協奏曲の全てに及ぶ。ソニーより18タイトルのCDがリリースされており、国際F・リスト賞レコードグランプリ最優秀賞などを受賞。現在、プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集(上野学園石橋メモリアルホール=キングレコード共同事業)のリリースに取り組んでいる。
上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも力を注いでいる。