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<第5回室内楽演奏会>2009年12月15日(火) 18時30分(18時開場)

チェロ: 鈴木秀美,フォルテピアノ: 平井千絵

L・v・ベートーヴェン (1770-1827)
ピアノとチェロのためのソナタ ヘ長調 作品5-1

「魔笛」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46

F・シューベルト (1797-1828)
ピアノとアルペッジョーネのためのソナタ イ短調 D. 821

L・v・ベートーヴェン
ピアノとチェロのためのソナタ ト短調 作品5-2


鈴木秀美 (すずきひでみ,チェロ)
鈴木秀美  神戸生まれ.チェロを故井上頼豊,安田謙一郎ほか諸氏に,指揮を尾高忠明,秋山和慶に師事.1984年文化庁在外研修員としてデン・ハーグ王立音楽院に留学,アンナー・ビルスマ氏に師事.「18世紀オーケストラ」(1985~93年),「ラ・プティット・バンド」(1986~2001年)のメンバーとして活躍,「バッハ・コレギウム・ ジャパン」の通奏低音奏者.1991年村松賞大賞を受賞.
 1994~2000年までブリュッセル王立音楽院バロック・チェロ科教授を務めた.ヴァイオリンの寺神戸亮,ドミトリー・バディアロフ及びソフィー・ジェント,ヴィオラの森田芳子と共に「ミト・デラルコ」を結成,水戸芸術館の専属クァルテットとして活動した(1999~2008年).
 録音では,バロックのソナタや協奏曲のほか,通奏低音としてA. ビルスマほか数多くと共演.1995年《バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲》で平成7年度文化庁芸術作品賞を受賞,2005年春に新録音.《シューベルト/アルペジオーネ・ソナタ》《ベートーヴェン/チェロ作品全集》《ロマンス》(ピアノ小島芳子)等をリリース,《ハイドン/チェロ協奏曲集》では第36回レコード・アカデミー賞(協奏曲部門)を,2000年にはベートーヴェンのCDでフランスのディアパゾン金賞を受賞.平井千絵との「メンデルスゾーン:チェロとピアノのための作品集」で2006年文化庁芸術祭優秀賞受賞.2008年秋には同じく平井千絵と「ショパン/ツェルニー・チェロ作品集」をリリースした.バッハ・コレギウム・ジャパンでは殆ど全ての録音で通奏低音を務めている.
 2001年に古典派を専門とするオーケストラ・リベラ・クラシカを結成,《アルテ・デラルコ》レーベルより,そのライヴ録音をリリース.同レーベルには室内楽も含まれ,30枚を越える.
 著書に「『古楽器』よ,さらば!」とその改訂版,「ガット・カフェ」,バッハの組曲の詳説に楽譜を加えた「無伴奏チェロ組曲」.第37回サントリー音楽賞受賞.東京芸術大学古楽科非常勤講師.

平井千絵 (ひらいちえ,フォルテピアノ)
平井千絵
 桐朋学園大学ピアノ科を卒業.オランダ政府給費留学生,文化庁在外派遣研修員として渡欧.デン・ハーグ王立音楽院古楽器科栄誉賞付き首席卒業,ニコライ賞受賞.第5回かながわ音楽コンクール総合第1位受賞.第7回園田高弘賞ピアノコンクール,第13回ファン・ヴァッセナール国際室内楽コンクール(オランダ,2004年),第38回ブルージュ国際コンクールフォルテピアノ部門(フランス,2001年)でそれぞれ第3位入賞.IYAP国際コンクール(ベルギー,2003年)で優勝.
 おもにヨーロッパと日本において,ソロとアンサンブルの両方で活動.ウィーン・コンツェルトハウスにおけるオルフェオ・バロック・オーケストラとの演奏(モーツァルト:ピアノ協奏曲)は,オーストリア国営ラジオとEU各国で放送され,"この楽器の傑出した専門家","音楽的直感と,衒いない名人芸"などと各誌で絶賛された.デン・ハーグ王立音楽院スタンリー・ホッホランド教授とのフォルテピアノ・デュオ・リサイタルも開催.サント国際音楽祭(フランス),バルセロナ国際古楽祭(スペイン),ユトレヒト古楽祭(オランダ),フェリシア・ブルメンタル国際音楽祭(イスラエル),フィンチ・コックスコレクション(イギリス)音楽祭にも出演している.
 2007年より日本においてソロ・リサイタルシリーズ「ウィーンのピアノに魅せられた作曲家たち」を開始.“彼女が古楽に限定されない,良い耳と作品に対する誠実さを備えた優れた奏者であることを示している”(ムジカノーヴァ),“音の粒の美しさは宝石か真珠のよう”,“生命あるもののようにしなやか”(ショパン)など高い評価を得ている.チェロの鈴木秀美氏とのデュオ活動は,平成18年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞.
 2008年よりデン・ハーグ王立音楽院とアムステルダム音楽院のフォルテピアノ科年次・修了試験審査員を務める.オランダ,デン・ハーグ在住.